野郎ラーメンのオープンする前、外神田3丁目の角地にはいったいいつ建設されたかもわからない。古いビルがあった。周囲にパソコンパーツ店が建ち並んだり、様々な電気がある中でも「東運電機」と書かれたビルは、昭和という謎のベールに包まれて中の様子をうかがい知る事はできなかった。 2012年のある日、近所にあった、とんかつ冨貴の姉妹がふと「住んでいた◯◯さんが引っ越ししたのよ」という情報を話していた。空き家となったビルは誰もが取り壊されると思っていた。しかし、その後に秋葉原に訪れた者の記憶に残る、オリジナリティあふれるラーメン店へと変わる。初日からの大行列、アイディアに富んだコラボ、どんな時も秋葉原に「楽しいと、美味しい」を提供してくれた野郎ラーメンのアルバムです。
初回掲載:2025年8月8日
|