飲食店の一覧に戻る

■ D・A・T・A ■
名  称 泰園(タイエン) ※中華料理店
住  所 東京都千代田区外神田1-6-2 1階
構  造 2階建(木造モルタル・一部金属で補強のようだ)
営業期間 1965(昭和40年)~1972(昭和47年)の間に開業
     2014(平成26年)8月に閉店 42年以上

 秋葉原エリアでも西側の端付近に存在した中華料理店『泰園(タイエン)』 周囲が目新しい高層ビルに囲まれているせいか、2階建ての建物と色褪せたメニューの看板・昔ながらの幌(ほろ)が、どこか懐かしい雰囲気を出していた。 この店は札幌オリンピックが開催され、沖縄がアメリカから返還された昭和47年(1972年)には既に存在していた。 建物がいつ建造されたか分からないが、2019年に改装された時の様子から、木造モルタルで一部に鉄板などを補強のためボルトで接合してあったようだ。

インターネットが普及した後は、店を訪れた人によるレビューがネット上に掲載されている。味は良いという評判が多くコストパフォーマンスも良かったが、店内が暗いという話が多い。一歩店を出れば照明器具を販売している電気店が日本でも一番、多かったであろう秋葉原において不思議にも思える。しかし料理には心血を注いでも、店のインテリアや外観にコストをかけないのが、むしろ本命(趣味)に全力を注ぐ人々の集まる秋葉原らしいとも感じる。
メニューはラーメン・チャーハン・タンメン・回鍋肉定食・生姜焼き定食・麻婆豆腐定食・レバニラ定食など。

2階には『高速電脳』という、いかのも80年代から90年代をイメージさせるパソコンパーツ店が入り、1階は中華料理店で2階はCPUやHDDやマザーボードを売る店という、いかにも電気街秋葉原らしいミスマッチな光景があった。2014年に泰園が退出して、メイド喫茶・ガールズバー・ネイルサロンのような店に変わるのも、また秋葉原の姿なのだろうか。

2007年~2008年
2007年 営業中のラオックス・ザコンのネオンと 2008年
2008年3月
2008年3月
2008年3月
2008年4月 左にはLAOX ザ・コンピュータ館 右にはヤマギワリビナ
2008年4月 2008年10月 高速電脳の後はアキバコムだった

2009年~2013年
2009年4月

2009年5月

2010年10月
2011年1月

2011年1月
2012年7月 2階にまた高速電脳の文字が見えた
2012年7月
2012年8月
2013年8月

2013年12月

2014年 8月に閉店
2014年8月 閉店の数日後
2014年8月 園の文字だけが名残
2008年との比較
2014年8月 メニューや看板・幌(ほろ)など撤去された
2014年8月 中華料理店らしい食器などが見えた
2014年8月 アルミの安っぽい扉にも雰囲気を感じた

2019年 その後
2019年8月
2019年10月 改装工事中
2019年11月 イミテーションの植物で覆われ周囲とは違う雰囲気に
2019年11月