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■ D・A・T・A ■

名  称 光東電気(こうとうでんき)
住  所 東京都千代田区外神田4-5-1(旧店舗)
構  造 木造2階建て・東側を増築(旧店舗)
     (昭和20年代に建築と思われる)
営業期間 1956(昭和31年)に創業 【 新店舗で営業中 】

※ 新店舗は東京都千代田区外神田4-6-6


 様々なジャンルのお店が立ち並ぶ秋葉原。海外から多くの人が訪れる世界的なスポットであるが、この隆盛は電気街にルーツがある。終戦後、焼け野原だった秋葉原では電気関連の店舗や企業が急増。ラジオ部品の販売から始まり製品の小売業者や卸業者などが渾然一体となり世界最大の電気街へと変貌した。そして昭和時代から電気部品や電気製品を求めて海外から訪れる人が絶えなかった。 右を見ても左を見ても電気・電器・電機…または無線などの店名ばかりだったのだ。時代は流れ、現在へと続く世界の秋葉原の基盤を創った電気店のひとつは、未だ健在なのである。

ここに掲載する光東電気は昭和31年に別の電気関連店の跡地を譲り受けて創業したとの事。 建物はそれ以前に建築されたと思われるので、戦後間もない昭和20年代では、ないだろうか。創業当初は一般電化製品も販売していたとか。その後は電球専門店に。

約70年という歴史のなかで増改築は施されているが、昭和という時代を感じる建築様式、そこで過ごした人の時間が染み込んだ室内は、初めて訪れる人でも白熱電球のような暖かさを感じただろう。


旧店舗は2025年(令和7年)6月5日で移転のため閉鎖しています。
※すべての写真で拡大できます。



2008年3月8日 大きなビルが立ち並ぶ中央通り。写真に写る中では一番小さな光東電気は、一番歴史ある建物だったのかもしれない。

2008年4月28日 今は存在しない幾つかの建物・店の奥には光東電気の袖看板。段ボール肉まんの看板も懐かしい。

2008年9月1日 入口付近のサンプル展示が後年よりも豊富だった。

2011年2月12日 左側には特殊なメタルハライドランプのサンプルボード・右側は蛍光灯関係が充実。アームライトも豊富だ。

2011年2月27日 この時期、中央通りの歩道には家電製品を描いたタイルが敷かれていた。「電気街秋葉原」足元からも街の特色を造り出している。奥の黄色い幌の店は、そんな電気の街を感じられる店だ。

2011年3月19日 夕方 

2013年12月15日 午前2時 黄色い銀杏の葉と黄色い幌のコラボレーション

2013年12月15日 手書きと思われる電球のイラストや文字。どこか人の温かみを感じる。少し傾いたシャッターにも愛嬌がある。

2014年6月14日

2014年6月22日 雨の日はビニールシートが掛けられる。以前は土曜日も営業していた。(フイルム撮影)

2014年12月27日 奥にはヤギデンキも見える。

2015年2月21日 フィギュアと長い蛍光管が並ぶ風景も稀有。

2015年2月21日 ナツメ球(二燭)・点灯管(グローランプ)も、いずれ知らない世代が出てくるのだろうか。

2015年2月21日 色のついた電球は見ているだけで気持ちも彩り豊かになる。

2015年2月21日 

2015年2月21日 

2015年5月23日 

2015年5月30日 

2018年3月12日

2019年4月13日 営業日変更のお知らせ。

2019年12月28日 お正月の準備

2020年6月26日 この頃はすでに袖看板はなかった。

2020年6月26日 水銀灯もいずれ過去の言葉になる。

2024年8月18日 日曜日の様子。